前々回のブログで「暑い家と寒い家」についてお伝えした際に「窓」のお話しを致しましたが、室内の気温と窓の関係性は大変重要です。
その理由は、もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、家の中で熱の出入りが一番大きいのが「窓」だからなんです。
夏は、入ってくる熱の70%が、冬は逃げていく熱の50%は窓やガラスからだと言われています。
そもそも、国で省エネ基準が定められたのは昭和55年で、それ以降に建てられたお家はある一定の断熱が施されていますが、それ以前に建てられた家についてはほぼ無断熱に近く、最新の省エネ基準が制定された平成11年以降の性能を保つ家は全体のおよそ5%ほど。残る95% の家はまだまだ「暑くて寒い家」なのです。
YKK APさんのホームぺージに紹介されていますのでご興味のある方はご覧ください。
➡https://www.ykkap.co.jp/info/madokoto_reform/solution/
せっかく苦労して室温を上げ下げしても、その半分以上の温度は窓や開口部から逃げてしまっているというこの事実。ある意味ショックですよね。
極端な話、室内温度を快適にしようとするなら、エアコンや暖房器具を新しくするよりも窓の性能を上げた方が体感的にも省エネを考えても効果的とも言えます。
(※あくまでも個人的な見解です)
次回へ続きます。