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オール電化住宅のメリット・デメリット

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出典/Panasonic

オール電化にするか、ガス併用にするか迷われる方は多いですよね。最近だとやはりオール電化を選ばれる方が多い傾向ですが、どうしても好みの問題もでてきます。メリット・デメリットをしったうえで、ご自身のライフスタイルにあわせて選ばれると良いでしょう。

オール電化のメリット

「オール電化ってなんだか不便そう?」というイメージを持たれる方も一定数いるようですが、実は色んなメリットがあります。

メリット①基本料金を一本化できる

光熱費全体を比べたとき、ガス併用よりオール電化にした方が安くなるケースが多いといわれています。光熱費は選ぶ電力会社や地域によっても違うので個別に判断する必要がありますが、少なくとも一ついえるのは、基本料金が一本化できるということです。

ウィズガス住宅だと「電気の基本料金」+「ガスの基本料金」と2つかかってしまいます。ガスの基本料金は地域や使用量によっても違いますが、月に1~2千円ほどでしょうか。年間1~2万円節約できる計算です。

メリット②火事の心配が少ない

オール電化だと直火を使わないので、火事の心配が圧倒的に少ないのもメリットです。IHクッキングヒーターには加熱しすぎを防ぐ安全装置や、チャイルドロック機能などもついているので、小さいお子さんやご高齢の方がいるご家庭にはとてもおすすめです。

ただし火事の可能性がゼロというわけではないので、コンセントにホコリがたまらないようにしたり、揚げ物の油から目を離さないようにしたりと、最低限の注意はおこたらないようにしてくださいね。

メリット③災害時の電気の復旧が早い

災害時のことも考えておくと安心です。停電のことを考えると、電気1本よりも電気+ガスの方が安心という声も。しかし災害時の復旧にかかる時間としては、ガスよりも電気の方が早いといわれています。

実際に東日本大震災でライフライン復旧にかかった期間は、電気が1週間、ガスは5週間。熊本地震では、電気が1週間、ガスが2週間だったそう。この差は、電気は地上に電信柱が露出しているのに対し、ガス配管は地中に埋められているからだといわれています。

オール電化のデメリット

オール電化にはいろいろとメリットがありますが、決してガス併用を否定するわけではありません。ライフスタイルによっては、オール電化ではなくガス併用が良いという方ももちろんいらっしゃいます。

デメリット①使用感の好みがわかれる

「IHよりガスコンロがいい」「炒め物でフライパンを振りたい」などの理由でガス併用を選ばれる方もいらっしゃいます。ここは好みの問題になるので、使いやすさも考えて選ばれると良いでしょう。最近はIH対応のお鍋やフライパンも多いので、昔に比べると不自由さも減っているかなという印象です。

あとはガスの力で洗濯物を乾燥する「乾太くん」を導入したい場合も、ガス併用住宅を選ぶことになります。

デメリット②エコキュートの設置スペースが必要

人気の高いエコキュートですが、ヒートポンプユニット+お湯を貯めておく貯水タンクという、かなりの大きさの設備を設置します。このように屋外に設置するので、十分な広さのないおうちでは導入が難しくなるケースもあるかもしれません。

出典/Panasonic

貯水タンクの小さい商品もありますが、実際に使う湯量より小さいと、日常的に湯切れする可能性が。湯船の大きさやシャワーの時間、家族の人数などお湯の量を考えて、適切なタンクのサイズを選んだほうが良いでしょう。

まとめ

光熱費については「都市ガスか?プロパンガスか?」等の条件によっても違いますし、今後の電気料金・ガス料金の価格変動や、住宅の性能によっても変わってくるので、個別にシミュレーションされることをおすすめします。使い勝手の好みも考えながら、ご自身に合うほうを選ばれてくださいね。

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