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ペットと人の両方にやさしい家づくり

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ペットは大切な家族の一員。のびのびと健康にすごせる環境をつくるとともに、人間にとっても快適に暮らせるよう工夫したいものです。今回はペットと人のどちらにもやさしい家づくりについて考えていきましょう。

室内の危険をとりのぞく

家のなかにはさまざまな危険があるものです。

特に危険が多いのがキッチン。コンロに飛び乗ってヤケド、包丁を触ってケガ…なんてことを避けるために、ペットゲートなどで囲えるようにしておくと安心です。

フローリングですべって転んだり、足腰に負担がかかったりするのも心配。ペット用フローリングやカーペットなど、すべりにくくクッション性のある床材を選ばれると、ペットの足腰にもやさしいですよ。暑さに弱いペットには、ひんやりと冷たいタイルもおすすめです。

壁は汚れにくさ+ニオイコントロール

壁紙のひっかき傷に悩まれている方は、耐久性の高い壁紙を選ばれるのがおすすめ。腰の高さで張り分けると、汚れた下半分だけの張り替えもできますよ。

エコカラットなど余分な湿気を吸ってくれる壁材は、ニオイ対策にもなります。空気中の湿度もコントロールしてくれるので、人もペットも快適です。

ペットが安心してお留守番できる環境を

共働き家庭など、日中はペットだけでお留守番させるご家庭も多いのではないでしょうか。ペット専用のスペースをつくっておくと、事故やいたずらが防げて安心です。

お留守番でもう一つ心配なことが、暑さや寒さ。おうちの断熱や気密にこだわれば、外の気温に左右されにくくなるので、極端な暑さや寒さが防げます。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ペットにやさしい家づくりは、実は人間(特に高齢者)にとっても快適なのです。
特に、高気密高断熱や全館空調などは、家中の気温差が出来にくく、ペットにも人にも、健康を考える上で非常に重要だと言えます。

快適でお掃除しやすいトイレスペースを

ペットのトイレスペースは、人の視界に入りにくい場所が理想です。例えば洗面カウンター下や階段下をうまくつかってトイレスペースとして使うこともできます。

トイレスペースの床は、水に強いものだとお掃除も楽々。脱臭機などでニオイ対策をしておけば、ペットにとっても人にとっても快適です。

ペットが身体を動かせる工夫を

猫は縦横に動くのを好むそう。吹き抜けのキャットタワー、梁を活用したキャットウォーク、壁に棚板をつけるなど自由に動ける工夫をすると、室内での暮らしを楽しめるでしょう。

犬を飼う場合は、外へお散歩にいかれる方が多いかと思います。玄関や勝手口のそばに蛇口があると、お散歩の帰りにサッと足を洗えます。庭をドッグランのようにするなら、リビングの窓のそばに蛇口があると便利です。お散歩グッズの片付けも意外と手間なので、玄関に土間収納をつくるのも良いかもしれません。

ペットがリラックスできる居場所を

いつも人間といっしょにいることが、ペットにとって快適とは限りません。家にお客さんがきたときや疲れたときなど、リラックスしてすごせる居場所もつくってあげたいですよね。

例えば穴ぐらのような狭いところが落ち着く犬には、階段下のデッドスペースを活用して専用スペースをつくるのもいいかもしれません。リビング階段なら、家族の気配もほどよく感じられます。犬が走りまわったりタイルで体温調整できるよう、インナーテラスをつくりたいと希望される方もいらっしゃいます。

日向ぼっこが好きな犬や猫には、窓ぎわにくつろげるスポットを。ペットの視線の高さに合わせて低い位置に窓をつくると、外が眺められます。

ペットとの暮らしをイメージした家づくりを

犬なのか猫なのか?犬種は?年齢は?…などによって習性も違うので、それに合わせた環境づくりをしてあげたいですね。例えば、狭いところを好む犬のために、階段下に専用の居場所を設けたり。猫が日向ぼっこできる空間づくりをしつつ、熱中症にならないよう配慮したり。ペットの習性を知り、行動をイメージしながら、人間にとっても快適な家づくりをバランスよく行いましょう。

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