◇住まいづくりの専門家
昔の工務店と言えば、ねじり鉢巻きをした大工さん、といったイメージがありましたが、最近では規模の違いはありますが、設計から施工まで一貫して行う会社も増えてきました。
とはいえ、施工はするが設計は外部委託といった会社もあり、各社様々ですので事前にホームページで調べるか、問い合わせをしてみると良いと思います。
依頼先が大手のハウスメーカーだったとしても、実際に家を建てているのは工務店であり、職人です。そういった意味では、工務店は本当の意味での家づくりのエキスパートと言っても過言ではありません。
◇工務店の特徴を知る
工務店の仕事として、大きく分けて以下の様な事を行っています。
・設計から施工まで請け負う
・建築家や設計事務所と組んで施工を行う
・ハウスメーカーなどの下請け工事を行う
・不動産会社の建売り工事を行う
・各種リフォーム工事を行う
・建て終わった後のメンテナンス工事を行う
また、以前に材木店だった為、材木の仕入れに強いなど、元不動産会社・元大工さんなどといった会社の前身から得意な分野が違ってくる事もあります。
そして、社長(親方)の人柄や考え方により、その会社の色が大きく影響してきますので、お目当ての工務店が決まったら、是非一度その会社の社長に会って話しを聞いてみる事をお勧めします。
そこから、家づくりのこだわりや工法、職人たちの様子など、より現場に近い声が聞けるかもしれません。
◇あつかう工法・構造
工法としては、
木造軸組み工法や2×4(ツーバイフォー)工法など木造住宅を得意としている工務店が7~8割で、中には全国展開のフランチャイズやグループに加盟して、資材調達に強い会社や、環境問題などの観点から、高気密住宅・全館空調・自然素材住宅など、住宅の性能に力を入れる工務店も増えてきました。
地元地域に密着した工務店ならではの、気軽に相談ができるパートナーとして長く付き合いが出来る安心感を大切にしたい方には向いているといえます。
◇まとめ
工務店に向いている方は、以下の様な方という所をあげてみました。
・住まいづくりを一緒に楽しんでやりたい!
・職人さんの技術や木材などの素材にこだわりたい!
・作った人の顔の見える家にしたい!
・建てた後も長くお付き合いをしていきたい