台風19号により、各地に甚大な災害が広がっています。今も多くの皆様が不安な毎日をお過ごしの事と思います。
被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く復旧が進みます様にお祈りするばかりです。
災害時にこそ安心な家づくりPart2
前回は、地震のお話しと日本の環境についてのお話しをさせて頂きました。
しかしながら、先日来立て続けに関東エリアを直撃している台風や、毎年の様に起きるゲリラ豪雨など、地球温暖化が原因と思われる気象状況の変化などにも、これからの時代はもっと対応を考えて行かなくてはならなくなって参りました。
地震対策はもちろん、風水災害にも配慮し、夏の猛暑や気温の変化にも対応できるといった、幅広い視野で考えられた家づくりというものが急務となってきています。
自然の猛威を目の前にして、完璧に守り切るという事は難しい事ではありますが、その中で少しでも被害が少なくて済む様な対策は必要ではないかと思います。
耐震・免震・制震 の違いをご存知ですか?
さて、本題に戻ります。みなさんも良く耳にする
耐震・免震・制震
この3つのワードですが
お客様とお話しをしていると良く
「何がどう違うのか分からないので教えて」
とおっしゃるので取り上げてみました。
どれも地震対策として考えられたシステムです。
今回は「耐震」についてご紹介してみます。
イメージとしては文字からも「地震に耐える」「揺れに強い」といった感じが伝わると思いますがまさにその通りで、日本の住宅の多くはこの工法で建てられています。
主に、建物の構造体(柱や壁・すじかいなど)そのものの強度で地震の揺れに耐え、建物の倒壊を防ぐという考え方です。
メリットとしては、他の耐震工法と比べて費用が抑えられる事です。
デメリットとしては、建物そのもので揺れに耐えるため建物の損傷を招く恐れがあり、定期的な点検を含めて補修や補強が必要になる場合があります。
次回は、その他の工法についてお伝えしたいと思います。